2015年08月10日
提出した河川モニターの返答をもらいましたので、お知らせします。
河口付近の返答です。





「8月に入って暑い日が続きます。熱中症にはくれぐれも気を付けて下さい。河川敷
は日影が少ないので、心地よい川風が通る橋の下は貴重な日影ですね。
堤防の階段につけた赤と黄色のラインですが、河川巡視員や水防団が堤防の危険度
を把握しやすくするために、昨年から設置しているものです。堤防の石積みと草が生
えている境目が「はん濫危険水位」で、これを超えると堤防の危険度が高まるため、
消防団も作業を中止し退避することになっています。このラインに赤い太い線を設置
し、上下に50cm刻みで黄と赤の線を入れて水位の増減をわかりやすくしたのですが、
我々も現場ではじめて間違いに気付いたもので、現在は塗り直してあります。我々と
しても反省です。
川底から出ている「柱の跡」は、やはり人工物だと思われます。場所がよく解らな
かったので断言できませんが、昔の木橋の一部か橋脚や河床を保護するための木工沈
床などの跡だと思われます。古い橋などを撤去する際は河底付近で柱を切断すること
が多いのですが、澪筋が変わったり、河床が下がることで埋まっていた部分が出てく
ることがあります。先人達の足跡には興味を惹かれます。
ゴミと流木の問題は頭が痛いです。ゴミを無くすためには「拾う」と「捨てない」
が必用と考えていますが、「捨てない」ための看板が壊れたり古くなったりしている
と逆効果にもなりかねませんので、撤去するか新しいのもと取り替えます。
拾ったゴミの処分について、クリーン作戦のゴミは糸魚川市で処分して頂いており
ますが、通常のゴミは河川管理者が処分場に持ち込んでいます。流木などは昔は周辺
の人々が燃料にするために拾って行かれたそうですが、今は大きな流木を拾っていく
方もいないため、流水の疎外となりそうな場合のみ当方で撤去しています。美観維持
よりも安全対策に重点をおいた対応をしています。ただ、寺町地区は公園などの施設
が集まっていることから、利用者の多いエリアであるため、美観にもウエイトを置き
たいと考えております。憩いの場となる河川敷がゴミだらけでは台無しなので「捨て
ない」ための看板などにご意見やアイデアを頂けると幸いです。」
との事でした。
やはり堤防の階段のラインに誤りがあったようです。
でも現在は訂正してあるとの事なので、特に問題は無いと思います。
流石にあのラインまで水が来れば、大変な事なのだと誰が見て解るでしょう(笑)
柱の跡らしき物は姫川橋のすぐ横にあるので、やっぱり橋に関係している痕跡なので
しょうね。
「河床を保護するための木工沈床」なんて物もあるんですね…、こういった木材が石
化して以前に出会った珪化木になる事もありそうです。(また埋まっていてもらう必
用がありますが)
今まで見えていなかった部分が出てくるのは、新たな発見に出会えるので面白いです。
でもそれは同時に川の氾濫を意味するので、興味本位だけで喜んではいけませんね…。
これは自然が成すバランスなので、それに従いながらも適応して楽しむのが最良だと
感じます。
ゴミの件ですが、極論を言えば「ゴミを減らすには人口が減る以外には方法がない」
と思います。
人間のデメリットを抑えるには絶対数を減らすしかないんですよね…。(デメリット
と人口は比例している)
そして、その方法に「戦争が関わってはならない」って現実もあります。
戦争は無用な悲劇と禍根を残しますし、その後に不必要に増えまくるので意味があり
ません。
もうこれは、時間と自然災害でしか解決できないのでしょうね…。
でもだからと言って、何もしないのも知恵を得ている意味がない(笑)
まずは巡回を多くして「捨てている者」を見つけ出す事が必用なのでしょう。
ゴミを捨てている者と言うのは決まっていて、それが誰なのかが解れば対処もできま
す。
まぁ人間全てがゴミを出している存在ではありますが、人間社会でのルールから外れ
た者はそう多くはありません。
ましてや糸魚川の姫川での規模の話なので、その気になれば断定できるでしょう。
そして、これは「看板では防げない」って事にも繋がる訳ですね…。
罰金などを求めた看板では無い限り、あまり意味は無いかと思われます。(そもそも
読んでいない、漢字が読めない、そんな教養のない連中ですから)
シンガポールのレベルで強化すれば、上流(長野県)から流れてくるゴミ以外は劇的
に少なくなるでしょう。
要は市としての、やる気の問題なのだと感じます。
流木は昔のように燃料とするのが、一番良いかと思います。
ペレットストーブの燃料には使えないのだろうか?、カラカラだから駄目かな…。
陶芸家が多くいれば、窯の燃料として活用してもらえると助かる気がします。
形の良い流木はインテリアとして加工すれば、需要があるようにも思えるのですが…。
結局は「そういった人材」がいないと、そのまま燃やす以外には活用できないですね
(笑)
土を肥やす肥料には成らないのかな…、温泉プールの燃料とか…、セメント製造の燃
料とか…、全てコストがかかるので誰も活用しないかな〜。
そもそも天然素材だから土に還るので、見えないようにする程度で良いのかもしれま
せん。(シンガポールのアヘン窟ではありませんが(笑))
クリーン作成とは違った趣旨で、市民に協力(ボランティア)してもらい、主に流木
を片づける活動をするしか方法は無い気がします。
一番効果が上がるのは、それが「お金に成る」って現実を示す事なのですが、それが
最も示しづらい素材なんですよね…。(誕生理由や存在理由から外れているので、ゴ
ミになっている)
ここで「古きを訪ねて新しきを知る」と言った、先人の知恵を期待したいのですが…。
(長く生きているのだから、ここらで道を示してくれって感じです(笑))