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作者の思考
転石の加工
2015年03月15日
再び友人から転石での加工を受けました。

以前に勾玉2個と、SVペンンダント2個を制作したヒスイのカケラを加工します。
この画像のカケラは、前回のSVペンンダント2個を作る前の姿です。
当然ながら今回は、これより小さくなっていて大きなルースを制作するのは最後となるでしょう。(今回のカケラを撮影し忘れてしまいました…、ごめんなさい)




このペンダントは、奥さんの母親(友人の義理の母)に送るのだそうです。
以前に制作した友人夫婦用のSVペンダントを見た奥さんの母親が、とても惹かれていた事から贈る事にしたそうです。
このレベルのヒスイは質が非常に良く、無駄なく加工が可能です。
発色も明るいので、これからの季節にピッタリだと思います。




透明度も非常に高く、全体的に翠に染まっています。
若干のヒビは見られますが、それも糸魚川ヒスイの証として見る事ができます。(友人が出会ったのだから、間違いないのですが(笑))
生命色に彩られた小さな世界、そんな景色がいっぱい詰まっているように思えます。




今回で明るい翠のカケラは殆ど無くなりましたが、もう一方の落ち着いた緑のカケラは残っています。
鮮やかさには欠けますが、奥深さや品格を持ったカケラなので加工しても良いペンダントになるかと思います。(まだまだ同じ母石で、制作できますよ!)

奥さんが糸魚川の生まれなので、当然ですが母親も糸魚川の人です(笑)
なので糸魚川の人が、このヒスイのペンダントを持ってくれるのを嬉しく思います。

故郷の誇り・作り手の誇り・出会った友人の誇り、それらが宿ったペンダントなので、大切に身に付けてくれる事を願います。



北陸新幹線が開業して、様々な人達が糸魚川を訪れる事でしょう。
そういった方々にも、こういった楽しみ方を知ってもらえると、より糸魚川が魅力的になるかと思います。(きっと、悠久のロマンを感じられる事でしょう!)
最初は拾って持ち帰るのだとしても、それを「身に付けてお守りとする事の大切さ」を伝えて、お互いに成長できたら幸せです。

そんな未来が訪れる事を期待して、創作活動を頑張りたいと思います。(例えその未来が来ないとしても、勝手に頑張るのですが(笑))

厳しい冬が過ぎ、暖かい季節がやってきます。
生命の目覚と共に、新しい出会い(天運)が在る事を期待します。
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