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作者の思考
河川モニターの返答(2月分)
2015年03月13日
提出した河川モニターの返答を貰いましたので、お知らせします。

加工付近の返答です。





「姫川の雪は、大野地区を境に下流は雪が無くなり、上流は積雪が残り堤防の河川巡視にも安全を確認しながら徒歩により実施しています。
 河口周辺では春の訪れが間近に感じます。写真を見ても雪が全く無いのが解ります。
 春間近の姫川は、気温が上昇するごとに雪解けに伴って水量が増える季節になりました。ちなみに、平成26年4月から平成27年2月までの、山本水位観測所の水位(時間毎の水位)で10月7日の78cmが最高でした。日最低水位は、10月31日から11月2日の三日間同じ値で、-101cmが最低でした。なお、月別にみると日最高水位を平均した値が、5月が最も高くなり-12cm(日最高水位の月平均値)でした。(観測所の標高63.046mを基準水位の0cmとしています)
 寺島地区では、低水護岸の工事を行っています。工期が3月20日のため最後の追い込みで頑張っています。河道内では重機を使ってのブロックの運搬・据え付けや土砂の埋め戻し作業を行います。
 ご存じのとおり姫川は、日本有数の急流河川です。異常出水の時には、山腹の土砂が崩れ、大量の水と伴に大きな石が流され河床などに激突します。堤防などの水衝部付近では、河道洗掘が生じ堤防を川の中から破壊する恐れがあります。川の底を深く掘って河床にブロックを敷き、河床洗掘の防止をします。また、低水護岸を強化して浸食を防止します。洗掘・浸食の防止を目的に寺島低水工事を行っています。
 自然の力は、人間の想像以上に凄まじいものと思います。今行っている工事は、100年に一度の出水に負けないような構造として施工しています。近年の気象現象は、地球温暖化現象が影響しているのか?激しさを増している様に感じます。
 日々の管理の中で、災害を未然に防止するため、小さな変状も見逃さずに、前兆を察して、適切な対応を施す様に業務を進めて行きたいと思います。」


との事でした。

水位の管理は、かなり細かく数値化しているのが良く解りました。
私のような素人には、その表面しか解りませんが、何十年も続けてデータを出している事は解ります。
それに基づいての変化を見れば、相応の予測(覚悟)は出来るように思えます。

人間にできる事には限界がありますが、そうなる前の心の準備(慎重さ)を促す大切な行程だと思います。
転ばぬ先の杖、備えあれば憂いなし、そういった事で人は自然と永く付き合ってきたのだと感じます。

なるほど、「100年に一度の出水に負けないような構造」を目的とした工事だったのか!
それでも毎年、少しずつメンテナンスしないと耐久性が落ちるように思えます。
それ程に姫川の下流は荒れます、凄まじく荒れるので「川の魚が全滅するのではないか?」って思う時もあります(笑)
魚は本能で生き残りますが、人は本能から距離をおく事で進化しているので、自然相手には地道な管理が必用となる事でしょう。

そういった事の大切さも、未来に繋げる必用があるのだと改めて感じました。
姫川と共に生きる姿を、後世にも残していって下さい。

これからは、少し春めいた姫川の様子を報告できるかと思います。
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