2015年03月06日
友人からの依頼で、転石を加工してSVペンダントを作りました。
海岸で出会ったヒスイの転石、鮮やかな翠を持った綺麗なヒスイです。
この翠の部分を切り出して、ペンダント用のルースを作ります。
海の転石なので小さく、タイプが山石系なので小さなヒビも見られます。(友人に伝えた所、ヒビは全く気にしないようです(笑))
翠の部分の厚さがギリギリだったので、慎重にプレートを切り出しました。
地は淡い灰色ですが、それが逆に翠を鮮やかに引き立てているかと思います。(渓谷の芽吹きを想わせます)
グルッと翠が裏まで回っているので、削っても翠が無くなる事はありません。
ヒスイのSVペンダント完成!、翠・黒・灰の三色が入りました。
翠と交差するように流れる黒が、なかなか面白い景色を出しています。
小さなヒビが少し残りましたが、自身で出会った転石なので、それも魅力の一部となるのだと思います。(友人にとっての秘美なのだと感じます)
透明度は低めですが、それでも光を受けて翠が輝きます。
この系のヒスイは翠に特徴があり、発色が良いので遠くからでも目立ちます。
トルコ石の翠バージョンみたいな雰囲気があり、シルバーとの相性も良いように思えます。
この友人とは糸魚川ヒスイを通じて知り合い、今では私と同様に糸魚川ヒスイに魅入られています(笑)
同じ気持ちを共有できる同年代の友人がいるのは、とても大切な事だと感じています。
この縁を大切にして、長く付き合っていけるよう活動して行きたいと思います。(友人達よ、糸魚川ヒスイに飽きないでくれよ〜(笑))
将来的には、こういった仲間と仕事をしたいと思うのですが、財源を考えなくては必ず喰い合う事になります。
仲間とは活動の範囲に留めて収入は別の労働で稼ぐのが、一番バランスがとれるのかも…。
私だけ本業としていますが、それを赦してくれる(認めてくれる)人達であってほしい。(本業には本業の責任があるので、それを果たして行きますので…)
この領域が未来に必用であるならば、どうか「繋げ、継いでいく者」を支えて下さい!
話は変わりますが、先日の新潟のニュースで糸魚川の特集がありました。
主に完成間近のフォッサマグナミュージアム内観や、糸魚川ヒスイの紹介を放映していました。
その際に、私の勾玉(伊邪那岐)と、神玉(台座一式)が少しの時間でしたが映りました!
糸魚川と糸魚川ヒスイのアピールに貢献できた事を嬉しく思います。
ただ、事前に確認が欲しかったですね…。
と言うのも簡易的なケースの移動により、台座と神玉一式がズレてしまっていました…。
私は神経質なので、ああいったズレがどうしても気になってしまいます。
すぐに整えて店員にも注意をしたのですが、どうもその前に撮影されたようです。
整えるのは私か、店員か、撮影者さんか、誰でも良かったのですが残念です。(一番は私が注意していなくては、いけなかったのですが…)
私は、ことある毎にケース内の作品を綺麗に整えています。
ブース内を可能な限り「時間が止まった世界」にしておきたいと考えています。(だからって、販売していない訳ではありません(笑))
いつ見られても「綺麗な姿で在り続ける」、これはほぼ不滅な存在のヒスイならではの魅力だと考えています。
そういった事を、もっと注意して欲しいなぁ…、物産の店員さんも。
特に女性は他者から見られる事を意識しての特性(化粧などの)が高いのだから、それらの感性を扱っているヒスイ製品に向けて欲しいものです。
まぁ、私が毎日(朝夕に)それらを確認しに行けば良いのですが(笑)
そうすれば今回のような、私(神経質な者)が気になる姿で放映はされなかったでしょう。
でも姑のようで気が引けるなぁ…、それで気になり続けるよりは絶対に良いですよね。
幸いに家も近いので、今後はもっと定期的に確認して行こうと思います。
ただ、気が付かない人もいるので、その殆どが自分の「綺麗に魅せたい」という表現への行為なんだと思います。(結局は自己満足でありますが、それにより別格の存在力が支えるのも事実、大切な事なのだと認識しています)
作品でありながら商品も兼ねている、そう言った存在を高める為には、神経質な程の感性が必用なのかもしれませんね。
何であれ、糸魚川ヒスイの宣伝にはなったので、それらを更に高める為に努力して行きたいと思います!(制作以外にも、やる事はたくさんあるな…)