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作者の思考
創って、造って、作る
2010年12月17日
今、作家に求められているのは「創って、造って、作る」事だと思います。

創る、デザインや企画を練りそれが存在する上での物語を計画する事。
造る、計画を推進して自分自身で世界を構築し、作品を具現化する事。
作る、その具現化した作品をベースに幾つかの作品を未来へと残す事。

この三つができなければ作家として認められないと考えています。
デザインができても形にならなければ、絵に描いた餅…。
形になってもその世界観を構築できなければ、人には伝えられません。
人に伝えられても残らなければ、結局は忘れ去られ世界から消滅します。
更に、お金を得る手段も持たなければ創作活動が出来なくなってしまいます。
商品を販売するか、スポンサーを見つけるか、別の仕事をかけもつか、
とにかく生活を支える仕組みをつくり、創作活動が出来るような環境を整える必要があります。
一番は「制作」も「販売」も出来るようになれば最良でしょうが、そう簡単ではありません。
自分自身の人生プランを組む際には、諦めなければならない「人としての幸せ」もあります。
作家として生きていくと決めたからには、覚悟しなければならないのでしょう…。
創作する人間は、評価されなくても自分の作品を作り続けていく使命があります。
その姿を滑稽な事と見る人もいますが、信念を失った作家ほど愚かな存在はいないでしょう。
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