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作者の思考
友人との再会
2014年11月07日
以前に糸魚川で伊邪那岐「萌芽」-壱-を、購入された方と再会しました。
この縁から、年齢が近い事もあり友人としてメールなどをしています。

前回は時間が無く糸魚川を案内できませんでしたが、今回は私の好きな場所へ案内できました。
いつも同じ場所への案内ですが、友人にとっては初めての場所であり、季節によっても景色が変わるので私は全く飽きません。(いつ来ても良い所です)

まずは小滝ヒスイ峡へ案内します。(ここは糸魚川へ来たら、絶対に訪れるべき聖地だと私は思っています)
連休の天気は雨の予報でしたが、友人が糸魚川へ着くと雨がやみ、少しの晴れ間も見られました。
これはチャンスと思い、着いた早々に小滝ヒスイ峡へ案内しました。
運が良いと言うのか、必然だったと言うのか…、天に感謝です!
午前まで雨が降っていた事もあってか、勾玉の池の水量が多めで、そこから川へ繋がる水路はちょっとした滝になっています(笑)
水に触れると冷たく、非常に澄んだ水はヒスイの聖地を絶えず潤しています。





川の水量自体は多く無く、秋の明星山が紅葉していて、とても綺麗でした。
夏の頃とは違う景色、何度見ても飽きないのは日本に四季があるからなのでしょうね。
遊歩道を歩きながら保護区域にあるヒスイ岩石を説明して、秋の散歩を堪能しました(笑)
天気の影響なのか観光のお客さんは少なく、贅沢な環境で友人に案内できて良かったです。






次は高浪の池へ向かいます。
小滝ヒスイ峡へ向かう道の途中にあるので、セットとして案内できます。
この時期の高浪の池も素晴らしく、風で水面が揺れる景色は巨大魚の影を想わせます(笑)
周りを歩き林のある付近を見ると、木々により風が防がれ水面は周りの紅葉を映します。
ちょっとした展望台へ続く道があったので、友人と上がってみました。
思いの外、体力を使う道でしたが景色は最高、天気が良ければ昼食でも食べたい場所です。
ここにはコンクリート製の台や椅子があるのですが、地盤がゆるいのか苔による影響なのか、幾つか傾いていたのが印象的でした(笑)





この日は、ここまでとして明日は不動滝を案内する事にしました。
夜は友人と一緒に夕食をとり、色々な話をして楽しみました。(会うのが二度目とは思えない程の既視感、とても不思議です)


次の日も雨は降らず、少し青空も見えました。(良かった〜)
去年に作っていた道と駐車場が、ようやく完成したようです。
以前は、駐車場になっている場所に、ストーンヘンジっぽいのがあったのですが…。
でもこれで、お客さん来やすくなったから良いのでしょうね。(外枠として使われているのは、ストーンヘンジの忘れ形見のような気が…(笑))
ここも紅葉が綺麗で、より神秘的な場所に映ります。





石の鳥居と不動滝、何度見ても素晴らしい…、くぐると小人になった錯覚を楽しめます。
糸滝にも勢いがあり、紅葉の隙間から見られるのも秋ならではの景色でしょう。




水神様の祠です、新しくなったかと思っていたのですが以前のままでした。(良かった)
この前に見た時は、掃除して表面が綺麗になっていたんだと思います。(あまりにピカピカだったので、違和感があったのかと…)
この時期の不動滝も迫力があり、水龍を想わせる姿です。
友人と水しぶきを浴びながら滝壺へ向かい、身体と作品を水で清めて自然の気を宿します。
私はこういった事で創作意欲を高めて、自身の作品に取り組んでいます。(工房にこもって作るばかりでは、依代としての作品は誕生しませんので)
友人もこの場所の素晴らしさに感動して、目に見えない「何か」を感じてくれたようです。




新しい駐車場ができる前まで入口となっていた、大きな石の鳥居です。
これで「タカオカミノカミ」と読みます、漢字が難しすぎて普通では読めませんが新たに看板が出来たので、そこにルビをうって紹介されています。(滝の近くにある祠は、この神様を祀っています)
ここからも降りる事は可能ですが、管理人のお爺さんは新しい道から行くのを勧めています(笑)
ちなみに、お爺さんと色々と話して「管理人の成り手がいない事」を知りました。
誰でも良いようなので、本気で管理人に成ろうかなと考え中です(笑)
一週間に1〜2回くらいならできるでしょう、でもカメムシとウルルとの闘いは熾烈を極めそうですが…(笑)
もし管理小屋で簡易的な加工が許されるのならば、創作活動として最高な気がしますね…。(もちろん清掃や案内が基本ですが)




最後に姫川へ行って、ちょっとした鉱物探索を二人でしました。
「姫川がどういった川なのかも見ておきたい」との事で、河口の安全な場所を案内しました。
途中に面白いお爺さんがいて、ダイヤモンドヤスリで勾玉を加工しながら探していました。
話してみると私を知っていて、鉱物の話や加工の話で盛り上がりました。
地元のお爺さんにしては、「面白い楽しみを方してるなぁ〜」と感じました。(人力での加工なので、なかなかの強者です(笑))



少し雨が当たってきたので、昼食タイムに入りました。
友人が気になっていた、「ブラック焼きそば」なる料理がある店へ行きました。
私は食べた事がないので不安でしが、友人が食べたところ美味しかったようです(笑)
その後は天津神社へ参拝に行き、再び訪れる事を約束して案内を終えました。

今回も楽しい時間が過ごせました!
ほんの少しですが、糸魚川の魅力を紹介できて良かったです。
また来年にお会いしましょう!、それまではお互いに頑張りましょうね。


ちなみに糸魚川は、一般的に言うパワースポットとは少し違います。
なので糸魚川ヒスイも、パワーストーンと呼ぶのは適切ではありません。
パワー(力)とう言うよりは、ソウル(魂)であり、もっと根深い存在が根幹に在ります。(どうしても横文字で称するのなら、ソウルストーンでしょうね…)

糸魚川ヒスイは「自然そのもの」を神としている日本の核であり、それらと共生する意志と知恵が刻まれてきた存在と言えるでしょう。
そういった事を理解している人達と、今後も糸魚川の素晴らしい場所を巡りたいと思います。
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