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作者の思考
失望の中の希望
2014年10月27日
来年の3月に、本格的に北陸新幹線が開通します。
それに向けて糸魚川も観光に力を入れて行くようで、様々な旅行会社が糸魚川を含めた旅行のプランを考えているそうです。

団体のお客さんが魅力的に思えるプラン、現実的に楽しめるプランが絶対に必要なのでしょう。
そこで、初めに言える事は「石灰石に物語性も無ければ、カニに悠久の浪漫も無い」って事です。

この二つを持っている存在は、ヒスイ(加工可能な鉱物も含む)と縄文遺跡(古代遺跡)でしょう。
もちろんジオパークも、その魅力に入るのですが、この二つほど強力ではありません。
重要な事は「人と自然とが共生する以前の話は学術的すぎて、一般的に興味が低い」って事です。(文化に浪漫があるし、ジオパークに海外ほどのスケールが無い)
ヒスイが5億年前に誕生した事は、知識として学ぶには良いですが、未来に繋がる知恵には成り得ません。

ですが糸魚川の住人が、どれだけヒスイと関わり、古代遺跡に触れ合っているのでしょうか?
現実が追い付いておらず、極力現地の人間と接触しない方が、物語性や浪漫が高まるのが悲しい現実です。

何よりもリピーターを増やす事が、糸魚川と旅行会社の必須条件であり、再び単体で訪れたお客さんが現実を知って、幻滅するような事は避けた方が良いでしょう。(嘘偽りのパフォーマンスは必要ない)

これはかなり難しいかと…、初めから期待させなければショックも少ないのでしょうが、それでは観光として意味ありませんし…。
結局、糸魚川単体では企画が組めず、周辺を取り入れなくては成り立ちません。(団体での旅行は)

糸魚川での翡翠鉱物展を見れば分かりますが、糸魚川へ業者を招待しておきながら地元の業者を優遇し過ぎています。
しかも「生活をかけた本業よりも必死」という、意味不明な状態にもなっています(笑)
競うならスタートラインを同じくして競えって話で、やること事がいちいちセコイ、我田引水どろこの話じゃない。

実際、去年に来た業者さんの数人が、もう二度と出ないと言っていましたね…。(糸魚川の業者がセコイのと、大した売上げに成らないから)
まぁ、刺身のツマのような扱いを受ければ、当然の話だと思います。(でも例え引き立て役だとしても、十分な売上げがあれば我慢もするでしょうけどね(笑))

そういう者達が、コンクリートのように固まっているのが現状です。(石灰石のまちだけに…)
で…、劣化したコンクリートは現実として、どう処理されれいるのでしょうか?
それを考えれば、糸魚川が今やらなくては成らない事が見えてくるのだと思います。(ちゃんとした年輩者もいますが…)
とにかく、ジジイ同士で傷を舐め合っている状態が見苦しい…。(いい年して群れるなと言いたい)

いつになっても老害が改善していかないまち、糸魚川。
ヒスイの故郷と言うよりは、石灰石のまちである糸魚川。
この「物語と浪漫の背骨がへし折れたまち」で、プロがどれだけの旅行を組めるのか期待しています。
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