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作者の思考
庭の妖精たち
2014年05月15日
急激に気候が変動し、庭の妖精たち(花々)も大忙しです。

テッセンは見頃で、たくさんの花を咲かせています。
漢字で書くと「鉄線」、文字通り茎がとても丈夫、白色より紫色の花の方が生命力が強いようです。
ヒスイと同じで白は上品だけど、弱い体質があるみたいですね。(ヒスイの場合の弱さは見た目だけ)



こちらのツリガネソウ(釣鐘草)は、そろそろ終わりを向かえそうです。
小さく可愛らしい花が幾つも咲いて、個人的に好きな花です。
華奢でしなやかな姿は、いつ見ても愛らしく感じます。



うっすらと桃色に色づくマーガレット(菊科)です。
風に揺れながら咲いていて、この季節を喜んでいるようにも見えます。
もっとたくさん咲いていますが、その中でも特に綺麗な花を撮影しました。
茎が長く凛とした姿が、とても印象的な花です。



こちらは白色のサクラソウ(桜草)です。
同じ白色でも、白色の鉄線のように弱くはないようです。
この花は集団で咲いてこそ美しく、純白の絨毯のように咲かせても綺麗だと思います。



これから、まだまだ開花する花々があります。
この姿をイメージして、開花シリーズの作品制作に取り組んでいる最中です。
花のように強い色はありませんが、紫ヒスイを使い開花を表現したいと思っています。(ちなみに花の世話は母が主にやり、私はその手伝いをするくらいです(笑))

こちらは、紫ヒスイで制作した丸玉です。
丸玉の制作は単純作業ですが、けっこうな労力を必用とします。(工具による手作業での場合)
工具の消耗も早く、丸玉に色が残りにくい事もあって、割に合わない品ではあります…。
でも大量に作らず、表現の一環として制作する事は絶対に必要だと感じています。
できるだけ開花の季節に合わせてアップしたいと思っているのですが、なかなか思うようには行きませんね(笑)
どちらも自然のものなので、人の都合でどうにかなる存在でも無いのは当然ではありますが…。



市場に出ている丸玉は、糸魚川産ヒスイであっても中国で加工されています。(90%くらい)
理由は「中国に丸玉を大量生産する機械設備があるから」です。
この機械はヒスイだけでなく、他の天然石の丸玉制作にも使われています。
材料が変わるだけで、やる事は同じ、単純作業の特徴が表れている気がしますね…。

日本でもその機械で作れば?、と疑問に思うかもしれませんが、その機械自体を使いこなせる職人(っていうか機械屋)がおらず、人件費も高いので設備投資され人件費の安い中国へ出すわけですね。
この要領は、自分で作らずに稼ぎたい者達のセオリーでもあります。(この仕事だけに限らない方法)

とにかく、やれる事はやり、前に進んで行こうと思っています。
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