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作者の思考
新作紹介(千徒)
2013年05月15日
海で出会った赤石を加工してみました。


流石は鉄石英、切断するのに時間がかかりました。
そして何より凄いのは、赤に染まる手、水、機械…。
今更ですが、赤石の加工は血塗れのようになります(笑)。
普段は白い粉が殆どなので、赤い粉が大量に出るとビビってしまいます。(水に溶けると血に見えます)
まるで指を切断しかたのような鮮血色、初めてならビックリする事でしょう。



異玉の「万化の蛹」です。(先にサナギを作ってしまいました…)
あえて不純物の多い部分で加工してみました。
この色に、この模様、とても面白いです。
しかも頭の部分には無色の瑪瑙があり、なかなか良い味を出してくれました。
形は体験で感じ取った、縄文風のデザインにしてみました。
サナギは二度目の卵化とも言って良い段階なので、「万化の蛹」は大珠の意味合いを込めた作品となります。(私個人の認識による表現です)

不純物が多いため艶が統一されていない部分もありますが、かえってそれが古代を感じさせてくれる要素だと感じています。

順番が逆ですが、千変の幼生も作りたいと思います。
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