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作者の思考
新作紹介(玉作工人)
2013年05月13日
黒曜石は天然ガラスのため、その加工には非常に気を使います。
硬さは天下一品なのですが、堅牢さがまるでありません。



そのため、打撃成形で形を整えることは容易なのですが、磨き成形を開始すると、途端に細かく表面が飛び始めます。
この解決方法は、柔らかい砥石、つまり木の板に研磨砂を付けて磨くことで解決しました。 ちょうどスリガラスを磨いて透明にする感じです。
非常に勉強になった攻玉でした。


旧石器時代から使われ続けた黒曜石。
長野県和田峠産の原石を縄文の玉に砥ぎ出しました。
その姿は山の獣の牙の様に鋭く、色合いは琥珀の様に透き通り天然のインクルージョンが織りなす色合いは圧倒的迫力です。
内部にはこの石が生まれた時に出来た時の気泡が封じ込められ悠久の大地の浪漫を感じます。
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