作者の思考

庭の旧友

2012年10月27日

すっかり秋の気候になり、糸魚川も過ごしやすくなりました。
寒暖の差が激しいので体調管理には気を付けなくては…。

最近、私の庭には昆虫(私が好きな)が多く生息するようになりました。
今日は私の中でベスト5に入っているカマキリを紹介します。


花壇の中にいたので、つかまえて手に乗せてみました。
「なんだここは?」って感じで不思議そうにしています。(歩き回った為、画像がブレまくり腕まで行ってしまった…)
綺麗な翠色の身体も肌色の前では「擬態の効果が出まい」って感じで撮影しました。
しかしこのフォルムは格好いい!、やっぱり大人になってもカマキリは私にとって格好が良いと感じる昆虫でした。


こちらに気づき、鎌を広げて威嚇の体勢を見せてくれました。
数多の昆虫を恐れさせる姿なのでしょうが、よく見ると顔が可愛いです。
カマキリに命を取られない側の、余裕のある人間(私)ならではの感想ですね。
それにしてもヒスイのような美しい身体(特に目)をしていて、感動してしまいます。


斜めからのカットですが、黒目はこちらを常に監視しています。
微動だにしない身体とは別に、目だけは「いつなんどき」でも対応できるよう研ぎ澄ましています。
ちなみに身体がスマートなので雄のカマキリだと思います。


ちょっとアップしてみました。
顔が斜めでも、ちゃんと黒目がこちらを見つめています。
カマキリにとっては緊張の場面なのでしょうが、私には愛嬌のある顔にしか見えません。
「ん、なに?」って感じで映って見えてるのは、私だけではないでしょう。


久しぶりの対面に満足したので、花壇に戻してあげました。
やっぱり植物の中に居ると見つけ難くなりますね。
身体の色を場所に応じて変えられるなんて、不思議な事だと改めて感じました。

不思議と言えば、何故かカマキリはアスファルトの道路に出ている事が多いです。(その上、動く気配もないんですよね)
そして、そこで「シャー」って感じのポーズをとっていたりします。
あれを見ると「おい、車に轢かれるぞ」とツッコミたくなりますね…。

その度に、カマキリを草むらに移しているのですがキリがない。
日の当たる家の玄関の黒い扉にも登っているので、日光(体温)に関係があるのかもしれません。
もし体温調整だとしたら、草むらに移しても迷惑な可能性がありますね…。
それとも産卵の季節ならではの行動なのだろうか?

産卵期と言えば、カマキリは産卵中に「雌が雄を食べる」と言いますが、その行動はかなり希なようです。(日本のカマキリでの話)
習性としてあるのでは無く、餌の減少によって起こりうる事故みたいな感じのようです。(好き好んで共食いなどはしないって事ですね)

ここら辺は人間と良く似ているなぁ〜、と感じてしまいました。(人間には望んで喰い合う者もいますが)
まぁ、人も実際に血肉を喰らいはしませんけどね…。

こんな事もあって幼少の記憶が甦り、また昆虫を調べたくなってきた今日この頃です。(でも蟻や蜂(ミツバチ以外)は嫌いなんですよね〜、って好きな人の方が希か…)

マクロを見るよりミクロを見た方が創作のヒントは見つかります。(フラクタルと出会える)
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