作者の思考
作品紹介(コラボ)
2025年10月10日
今回は、高見澤さんとのコラボ作品を紹介します。
以前にオーダーで制作した約3mmのラウンドルースを活用して「ヒスイのクロスピアス」を制作しました。
緑・淡翠・青・淡紫・白と五色のヒスイから作ったルースを十字に配置したピアスです。
耳元で揺れる仕様で、菱形の上部パーツはキャストではなく手作業で作られています。
裏窓も空けてもらったので、光が通る瞬間にはそれぞれが美しく輝きます。
原型からの制作なので初期費用はかかりますが、ヒスイの消費を考えれば損はありません。
まったく新しいデザインというわけではありませんが、意外と糸魚川ヒスイでは見ないスタイルのピアスです。
ヒスイの強みでもある「多彩さ」を活かしたアクセサリーになったかと思ってます。
私一人では成せなかったカタチ、協力者(高見澤さん)に感謝です!
こちらはピンバッチ、親父さんの形見のヒスイで制作したオーダーメイド品です。
半球に加工したルースをピンバッチにしてもらいました。
欠けていた「ぐい呑み」の底(厚い部分)を切断して、緑色を示している場所をピンポイントで切り出しました。
シンプルだけど可愛らしく見えるよう丸みを強調し、小さすぎず、大きすぎずのサイズで制作しました。
ぐい呑みを作った先人には残念な話ではありますが、欠けてしまっているし無傷であっても「残された人は使わない」って現状は多いです。
しかも親人さんが生前に使った形跡がなく、内側が仕上げられていませんでした…。(プロの仕事ではありませんでした)
よって「誰かが趣味で作り最後まで仕上げることができなかった品」ってことが分かります。
依頼人がお酒好きなら再生する選択肢もありましたが、そうではなかったので別の活用を提案してカタチになった品です。
ちなみに、親父さん自身が作ったものではないそうです。(誰かに貰ったらしい)
使ってはいなくても所有していたのだから愛着はあったのでしょう。
別のカタチにはなりましたが、子孫に受け継がれることを喜んでくれると思います。
家業を受け継いだ者のお守りとして、今後も共に在ることを願います。
出張の際は身に付けて、糸魚川ヒスイの宣伝もしてくれるようです(有り難い!)
これは糸魚川ならではの文化といえるでしょう、そういう人が増えるといいなぁ〜。
それはそうと残った端材の方が多いので、それらも活用を提案したいと思います。
ヒスイには捨てるところがありませんね〜、なんて優秀な石なのだろうと心底感じます。(この仕事をしていると強く感じます)
以前にオーダーで制作した約3mmのラウンドルースを活用して「ヒスイのクロスピアス」を制作しました。


緑・淡翠・青・淡紫・白と五色のヒスイから作ったルースを十字に配置したピアスです。
耳元で揺れる仕様で、菱形の上部パーツはキャストではなく手作業で作られています。
裏窓も空けてもらったので、光が通る瞬間にはそれぞれが美しく輝きます。
原型からの制作なので初期費用はかかりますが、ヒスイの消費を考えれば損はありません。
まったく新しいデザインというわけではありませんが、意外と糸魚川ヒスイでは見ないスタイルのピアスです。
ヒスイの強みでもある「多彩さ」を活かしたアクセサリーになったかと思ってます。
私一人では成せなかったカタチ、協力者(高見澤さん)に感謝です!
こちらはピンバッチ、親父さんの形見のヒスイで制作したオーダーメイド品です。

半球に加工したルースをピンバッチにしてもらいました。
欠けていた「ぐい呑み」の底(厚い部分)を切断して、緑色を示している場所をピンポイントで切り出しました。
シンプルだけど可愛らしく見えるよう丸みを強調し、小さすぎず、大きすぎずのサイズで制作しました。
ぐい呑みを作った先人には残念な話ではありますが、欠けてしまっているし無傷であっても「残された人は使わない」って現状は多いです。
しかも親人さんが生前に使った形跡がなく、内側が仕上げられていませんでした…。(プロの仕事ではありませんでした)
よって「誰かが趣味で作り最後まで仕上げることができなかった品」ってことが分かります。
依頼人がお酒好きなら再生する選択肢もありましたが、そうではなかったので別の活用を提案してカタチになった品です。
ちなみに、親父さん自身が作ったものではないそうです。(誰かに貰ったらしい)
使ってはいなくても所有していたのだから愛着はあったのでしょう。
別のカタチにはなりましたが、子孫に受け継がれることを喜んでくれると思います。
家業を受け継いだ者のお守りとして、今後も共に在ることを願います。
出張の際は身に付けて、糸魚川ヒスイの宣伝もしてくれるようです(有り難い!)
これは糸魚川ならではの文化といえるでしょう、そういう人が増えるといいなぁ〜。
それはそうと残った端材の方が多いので、それらも活用を提案したいと思います。
ヒスイには捨てるところがありませんね〜、なんて優秀な石なのだろうと心底感じます。(この仕事をしていると強く感じます)