作者の思考

明けまして…

2024年01月07日

今年ほど元日に「おめでとうございます」と言えない年はないですね…。
新年早々に大きな地震あり、多くの人たちの命が失われました。

糸魚川にいる私の方も水道管(本管)が壊れて断水し、水の有難さを思い知ることになりました。
普段から飲料水は確保しているのですが、やはりトイレ用の水に困りました。(正直、これほどトイレに水が必要だとは認識していませんでした…。)

幸いにも2日には工事が始まり、その夜には復旧しました。
すぐに市役所へ連絡したからなのかな?、そうだとしても迅速な対応に感謝です!
本管が壊れたので用水路には水が溢れ、それが使えるかと思えば泥で濁り、使用するのは最終手段と考えていました。

まだ電気とガスが止まらなかっただけでも救いでした。
水の確保は難しくなかったので、両親に負担がかからないよう給水に動き回った結果、復旧するまで家で過ごせました。

近所では道が陥没し、避難から帰って来たおじさんの車がハマるなど、けっこうな被害がありました。

疲れた…、能登半島の人たちの10分1の被害にもならないのですが、どれだけ普段が快適なのか身に沁みました。

前向きに考えるのなら、強制的に大掃除させられたことにより(いつもは暖かな春にします)、工房は機械工具の配置を変えてシンプルな空間になり、新たな祭壇を形作り、大雪にも大雨にもならず、津波の被害にもあってない、私の現状であれば不幸中の幸だと感謝するべきなのかもしれません。

特に心配した物産センターに出品している作品も無傷で一安心、ショーケースも割れることなく無事でした。
ただ、お酒(酒瓶)は被害があり、幾つがが落ちて割れてしまっていました。

大紅屋も無事、冬支度で片付けていたのが良かったようです。

初まりからこの試練、まだ余震もあるので油断せず備えようと思います。
やはり神(自然)は人を選ばず命を奪うのだな…、もっとも笑顔に溢れた日時だっただろうに…。

人間にできることは「ただ備えることのみ」なのだろうか…。
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