作者の思考

上越でのギャラリー展示会(4)

2022年07月10日

ギャラリー展示会の四日目、この日は午前中から参加できました。

連日天気に恵まれて暑さも倍増です、会場が涼しいのが救いで訪れる方々は涼みながら見学を楽しんでいました。
休日なので来客も多めですが、なかなかヒスイを購入するまでには至りません。(当然ですが、そう簡単ではない)

予想通り家にヒスイの原石を持っている人は多いようで、その扱いに困るのは糸魚川と同じようです。(どちらか(父方・母方)の実家が糸魚川である人に多いようです)

男性は相変わらずで、加工の仕方を聞いた入り、原石の見方を聞いた入りと、自分の興味のある事のみを訪ねに来ます(笑)
また、この仕事を本業としている事が信じられないようで、「どうやったら成り立つのか」に興味があるようです。

正直、どんな仕事もそうですが「その事に正面から向き合う」っていう基本を守れば成り立つかと…。
正面から向き合えば必要とする資質が解り、それに対応していく事で段階ごとに必要な課題を理解し、それをクリアする事で継続して行ける道理が見えてきます。

それが「見えない(あるいは対応できない)」って時点で不可能、足りていない要素が多すぎて問題外だと言えます。
「自分も一緒だ」とか、「平等だ」とか、そういった妄想に惑わされない事が重要で、現時点の硬度(段階)を知らなければ削られる一方となり磨き上げる事はできません。

その事に早い段階から気が付かないと手遅れ、成長には期限があり逃すと衰えるだけの余生になります。
これは常に肝に銘じておかねばならない事で、糸魚川のヒスイを扱う上での常識といえるでしょう(笑)


話を戻して、今日から試してみたルースが2点売れました。
僅かな数ですが嬉しい!、持って行かなければ売る事もできず、お客さんも手にする事が出来ませんでした。
ヒスイ好きの女性で、青ヒスイと緑ヒスイのペンダントを身に付けていたので私(ヒスイ)のお客さんだとすぐに解りました。

糸魚川からも三名の来訪があり、「家にあるヒスイをどうにかしたい」といったお馴染みの相談を受けました(笑)
優れた海岸転石(ヒルコ神)じゃない限り、原石で持っているより加工して装飾品にした方が残された者にも喜ばれるでしょう。

同じ糸魚川なのだから、もっと早くに訪ねて来れば良かったのに…、と思いましたが、表に出てなかったので私の事を知る機会がなかったようです。(今回は、とても良い宣伝になったように思えます)

ヒスイ拾いを早めに切り上げて会いに来てくれた人(男性)もいて、いろいろと楽しい話ができました。(勾玉の購入をありがとうございます!)

一緒に展示会をした方との相乗効果もあり、ヒスイの粉も有効利用されたようで安心しました。
いろいろと良い縁にも恵まれたので、今後の活動に期待が持てそうです。

ラスト1日、後悔しないよう取り組みたいと思います!
ホーム | ショッピングカート 特定商取引法表示 | ご利用案内
Powered by おちゃのこネット