作者の思考

ヒスイ日和(長月の参)

2021年09月15日

夏の日差しから秋の日差しへと変わって行くのを感じます。
日中は残暑でクーラーを入れたりしますが、外の日陰にいた方が涼しかったりします。(冷たい風が吹くので)
夏が恋しくなる冬が訪れるまで、この心地良い暑さを楽しもうと思います(笑)

それでは9月三回目の探石記録を書きます。

朝から気持ち良く晴れたので、押上の海岸へ探石に出かけました。(9/15)
午前9時頃の海岸、ちょっと気が急いてしまい、いつもよりも早い時間での探石です。
浜辺の環境は強風で波も長く押し寄せる状態、これは厳しそうでした。



到着すると10人ほどのチビッコたちが、先生らしき人とガイド(ジオパークガイド?)の引率で野外学習を開始する直前でした。
ちょっと危険な感じもしましたが、右側は「海水で濡れていない場所」を多く確認できたので、波に近づき過ぎなければ一定時間内は大丈夫でしょう。

小学生の低学年くらいのチビッコたちだったので、大人の言う事も聞くので守りやすい、これが大人数のチビッコ(小学生以下のチビッコ)だったら即刻中止だったでしょう。


海岸の入口付近では、ガードレール?にネットをかけていました。
詳しく聞くとチビッコの落下防止などが目的のようです、確かに遊具代わりに遊ぶチビッコもいますので念には念を入れての事なのでしょう。(私もそういったタイプの子どもでした…)


現場監督さんも野外学習のチビッコたちを案じていましたが、大人3人が付き添っていたので遠くで様子を見守っているようでした。


本当は私も右側へ行きたかったのですが、学習の邪魔になるのも無粋なので左側へ行きました。
こっちの入口付近には乾いている浜辺はありません(笑)、よって学習の場に右側を選んだのは正解だったと言えるでしょう。


しかも砂と小石だらけ…、まぁ、この時期は毎年こうなので仕方がないな〜。
それよりも「目で石を探しながら、耳で波の音を聞いて危険を回避する事」が重要になります。

奥へと進めば大きめの石が増えて行く事も知っているので、巡礼の如く決められた順を追って歩きます(笑)

一通り歩いて折り返し地点に到着、こちらはかなり石たちが押し上がっていました。
こうも押し上がってしまうと重い石は下に沈んでしまい見付かりません…、石たちを引き戻す波が来るまで我慢するしかないのでしょう。




この時点では、ネフライト2個、オンファス輝石1個、黄緑が入った小さなロディン岩1個です。


オンファス輝石が見付かったので嬉しい、かなり分かりやすいタイプです。


戻り際では、一部に黄緑が入ったロディン岩1個、白ヒスイの転石1個を見付けました。


初心者なら間違いなく「一部に黄緑が入ったロディン岩」がヒスイだと思うでしょう。
特に初めは「ヒスイで在ってほしい!」と言う願望が、探し求める者の目を曇らせるので注意が必要、その弱さを克服してから一歩目が始まると言えます。

白ヒスイの転石は、キラキラの翡翠輝石は肉眼では確認できませんが、乾かすと光沢があり手触りと石の特徴からヒスイだと識別しました。
このタイプはソーダ珪灰石にも似たのがあるので、注意して確認する必要があります。
硬度の違いから、やはり手触りが異なるので触覚もバカにはなりません。(特に作る側の人は、触覚が敏感だと思います)


更に黄緑が美しいロディン岩を発見。
一瞬ですが血が沸く感覚が巡りました…、でも「黄緑」を認識した刹那に治まりました(笑)


ロディン岩の中でも美しいタイプ、愛称で「鶯石」と呼んでいます。
人で言えば「憧れて成り損なった」のか、それとも「美しさを求めたら類似した」のか、神々(自然)の意志は分かりませんが、普通に美しい石なので嬉しいです(笑)


海岸の入口に戻った頃、ちょうどチビッコたちも帰るようだったので、右側の探石もしてみました。(事故もなく無事に学習できたようで良かったです)




こちら側の折り返し地点、ここまで来ると波が浜辺を覆います。
歩くには、いざとなったらテトラを駆け上がる瞬発力が必用になりますが、波が引いた時に浜辺を駆け抜けても大丈夫です。(どっちも大人になってからの話だし、そうやって来ても見付からない事が多いので意味無いかも(笑))




こっちで側は、ヒスイ転石2個を見付けました。(入口方面で見付けました)


白と灰色のヒスイは、白部分の純度が良く長方形の微細なキラキラ(翡翠輝石)がビッシリ確認できます。
白部分の脈が7mmほどあるので、そこで切断してルース(不定形のルース)に加工すれば思い出をカタチに出来るでしょう。(見付けたのが私なのでサンプルとして保管しますが(笑))
白ヒスイの発色が明るめなので、乾かさないと曹長石や石英との区別が難しいタイプです。(水に濡れると透明度も増すので紛らわしい…)

もう一つのは、純度が低い部分(裏側などに不純物)があってヒスイ輝石岩と言った方が良いのかもしれません。
こちらも先端が良質なので、その部分を切り出せば純度は保てます。(ほぼヒスイだけの品に成るって事です)

どちらも波打ち際にあったので、チビッコたちは近づけなかったのでしょう…。
大人になってから、再び探石を楽しんでくれたら嬉しいです。(あの中の数人でも)


もう汗だくにはなりませんが、それでも汗と波しぶきでベタ付きます。
夏のように冷水とはいきませんが、シャワーを浴びてスッキリすると「仕事した感じ」があるのが面白い(笑)、でもこれだけを繰り返さないよう気を付けねばなりません。

これで今回の探石記録を終わります。
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