作者の思考

ヒスイ日和(長月の弐)

2021年09月07日

昨日の今日なのですが、またまた押上の海へ探石に行きました。
「どんだけ暇なんだ?」って思う人もいるかと思いますが、私の場合は「安定を失っている分、自由が在る」ってだけです(笑)
余裕があるわけでもないし、だからと言って全く余裕がないわけでもない、自分が選択した道をバランス良く生きようと足掻いている感じです。

それでは9月二回目の探石記録を書きます。

数日前から予報で晴れる事は分かっていたので期待しましたが、昨日(9/6)に比べると雲が多く快晴と言う感じではありませんでした。(9/7)
特に青海側の雲は薄く広がっていて、頻繁に太陽を隠す事が多かったです。



それでも海には数人が訪れていて、秋晴れと言える日和を楽しんでいました。


今回は久々に右側を探石、小石だらけの浜を見て「以前はこの状態の中を探していたのだな」と懐かしくなりました。


波は変わらず強くて長め、前日よりも強い海の濁りを見るに、川の上流(山側)は雨が降り続いた事が予想されます。
濁りを増し荒れる海、秋を実感する空、心地の良い爽やかな潮風を感じる度に「煌めいた夏の終わり」に寂しさを感じます。(でも、そのお陰で探石を楽しめる(笑))


いつもより歩きやすい浜辺を楽しみ折り返し地点、こうも右と左とで空の景色が違う地域も珍しいように思えます。(糸魚川は「狭間」って感じの場所なのかな?)




この時点で見付けたのは、模様が美しく透明度も抜群の玉髄1個、純白に近い美しい白ヒスイの転石1個、滑らかな石質のオンファス輝石1個です。


白ヒスイの美しさには驚きました、初見では陶器の破片に見えました(笑)
この白さは、先ずは陶器の破片を疑い(良くある事です)、次ぎに石英を疑います。(アラレ石系も疑う)
姿形から陶器ではない感じ(違和感)がしたので手に取り確認したところ、目が覚めるような光の膨張を示す白ヒスイの転石でした。(乾くと長方形の微細な翡翠輝石たち(キラキラ)が輝きます)

探石を開始して5分くらいでの出逢い、この時点で「目的は果たされた」と言っても過言ではありません(笑)
その後に、同サイズの玉髄とオンファス輝石を見付けて、更にテンションが上がりました。


帰り際では、オンファス輝石1個、ロディン岩1個、ネフライト1個、シーグラス1個を見付けました。


相変わらずオンファス輝石は嬉しい、こっち側の方が見付かる確率が高いように思えます。

ロディン岩は、かなり紛らわしいタイプ、黄緑が見えなかったらヒスイと間違えるでしょう。
光沢はあるけどキラキラ(翡翠輝石)は見られない、でもそういうヒスイ転石(特にこの色調の転石)もあるので、吟味が必用になります。


環境は前回の方が良かったですが、探石結果は今回の方が良かった、連続で訪れた事は幸いだったと満足しました。

「そろそろ帰るか」と空を見上げると、太陽の周りに虹(アーク)が出ていて、何か祝福された気分になって嬉しくなりました(笑)




これもヒスイ日和であり、「神々との交歓である」って事を実感した日でした。

これで今回の探石記録を終わります。
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