作者の思考

作品紹介(コラボ作品)

2021年08月10日

今回は、シルバーアクセの作家さん(高見沢さん)とコラボした「流青の指輪」の紹介をします。

姫川の清流(海原の海流)を映した青ヒスイを加工して「流青の指輪」を制作しました。
リングサイズは24号で、男性用に作ってもらいました。(参考になりませんが、私の左手の人差し指や、右手の中指にピッタリのサイズです(笑))


モチーフは叢雲の指輪と同じく「縄文土器」で、こちらの方が早く試作に入っていました。
様々な意見交換を繰り返した結果、少し遅れての紹介となってしまいましたが、まずは無事に仕上がった事を感謝したいと思います。(細部から作り手の拘りが伝わります)


こちらが確認用に送ってもらった画像です。




重厚感を感じるデザインにしながらも、身に付け易さを考えて可能な限り軽量化してあります。
燃えさかる力強い火焔型とは違い、優美で素朴な曲線が「命の流れ」を感じさせてくれます。(現物の「焼町土器」を見に行ってデザインの参考にしたそうです)
姿形も相まって流青ヒスイが「宇宙から見た地球」に見えるのは、私だけではないでしょう。

デザイン自体が高見沢さんの考案なので、そちらの工房でも取り扱って頂けるようになりました!
今後はヒスイのルースを提供する事でバリエーションを増やせます、資金的に厳しく諦めかけていましたが、作り手同士の協力でどうにか前に進めそうです。(急がずゆっくりと進めます)
商品名は「土器リング」になるのかな?、制作側で共有している名前です(笑)、ルースとサイズを変える事で様々な表情を魅せてくれると思います。

これでまた糸魚川ヒスイでルースを作る理由ができました!
なるべく模様が面白い芸術的な素材の活用を優先しますが、グレードの高い素材の活用にも挑戦したいと思います。(主に彫金作家さん頼みになりますが(笑))


同時に、レザーブレスに脱着可能なヒスイリングとのコラボも進めています。


「気軽に異なるヒスイリングを楽しめて、更に単体でも首飾りにできる品を」との想いで試作しています。
ワイルドさを出しながらも丁寧な作りを要求しているので利益を出すのが難しい…、通常のヒスイを意匠で高めて活用する事を目的としていましたが、ここまで来ると「それなりに主張するヒスイ素材」が必用になりそうです。(白ヒスイや黒ヒスイなら対応可能かと)

全てを一人で行ったなら利益は出しやすいのでしょうけど、仕事として割に合うのかは微妙、それにコラボとしての表現の開拓は進みません。

シリーズ化できるかは分かりませんが、納得の行くモデルを1点は作っておきたい(いつでも制作可能な体制を整えておきたい)、そんな感じで作ろうと思います。
まだ試作段階で、現物確認と一緒に送ってもらった丁寧な説明書(爪の細部の提案や側面の模様の提案など)を参考にして、更に完成度を増した品にするべく努力したいと思います。(まずはヒスイリングの交換からかな〜)


連日の暑さで文章を書く事にも頭が回らない状態でしたが、今日は暑さが弱まり久々に紹介文が書けました。(コラボ作品が届いた感動で目が覚めた事も大きいです(笑))
仕事(加工)は朝方の数時間しか行えずバテバテでしたが、夏終盤に向けて活動的に進めたいと思います。
流石に探石(ヒスイ日和の続き)は日中では倒れるかと思いますので、もう少し涼しくなったら書きたいと思います。(早朝に探す意欲は無いし、夜間にライトを照らして密漁者や不法入国者と間違えられるような探し方はしません(笑))


最後に、この不景気にも関わらず私の作品を購入して下さった方々(同志)に感謝します。
生き金にするよう努力しますので、引き続き応援をよろしくお願いします。
時々(頻繁に?)期待通りの方向へ進まない事があると思いますが、その点は大目に見て下さい(笑)
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