作者の思考

作品紹介(コラボ作品)

2021年06月07日

今回は、前回の予定を変更して「開花の指輪」の紹介をします。(こちらのコラボ作品が先に仕上がりました!)

組み紐をコラボしている女性(山本さん)から紹介してもらった、シルバーアクセの作家さん(村元さん)とのコラボ作品です。
梅雨を彩る花々(主に紫陽花)を映した紫ヒスイを加工して「開花の指輪」を制作しました。(リングサイズは11号です)





憂鬱な気分を一気に晴らしてくれる発色が魅力的で、ある程度の透明度も示すので光を受けると幻想的に輝きます。(雨上がりに陽光を受ける花びらのようです)



手持ちの中でも特にグレードの高い紫ヒスイのルースを預けたので仕上がりが楽しみでしたが、予想を超える出来映えに「思い切って任せて良かった!」と、とても満足しています。

「月兎のペンダント」と同じ母石で制作していて、この二つしかルースを制作できませんでした。(透明度を示す紫ヒスイは少ない)
一つは女性(高見沢さん)のセンスで制作し、もう一つは男性(村元さん)のセンスで表現して、それぞれに違った見せ方を試みました。
どちらとも女性に向けたコラボ作品になりましたが、自身に合った品を身に付けて貰えたら嬉しいです。

コラボした男性は、私と同じ年齢で独立した時期も一緒、不思議な縁を感じました。
教室を開いていて生徒さんも多く腕が良い、思わず私も学ぼうかと考えましたがコラボした方が完成度が高く仕上がるのは明白、よってお互いの高めた技術を合わせる事を優先する事にします!(餅は餅屋にって事でしょう(笑))

一緒にイベントをすれば私はルースを販売するだけで良いかも(笑)、今後もいろいろと協力してもらえそうです。(希望的観測)
出来る事が違うので、そういった作り手が集まれば世界が広がるようで面白い、それを凝縮した場を創りたいなぁ〜、少しずつですが人材が見えてきた気がします。(場も見えてきたような気がしています)

今後も「約束された未来」へ近づいているのだと信じて、創作活動を進めて行きたいと思います。(全く関係ない話ですが、翡翠園への道を自転車で上がったので筋肉痛になりました…、でも下りは最高だったので良しとします(笑))



そう言えばフォッサマグナミュージアムに、専門学校の生徒がデザイン制作したアクセサリーが展示してありました。(7月まで展示しているようです)
以前から「デザインは絵画では無い」って言い続けてきたので、作品として具現化したのは嬉しい限りです。
もちろんプロではないので完成度に多くの伸び代はありますが、白や灰色と言った通常の糸魚川ヒスイをデザインで高めようとする意志は伝わってきました。(予算的な事もあったのかな?)

残念な事に糸魚川では雇用する場(受け皿)がありませんが、もしプロを目指すのなら先ずは社会に出て運転資金を貯めてから、自分のペースを乱される事なく創作に向き合って欲しいです。(余裕を持って取り組んで欲しい!)

いつの日か協力して糸魚川ヒスイを高める(と言うか元に戻す)事が出来たら、同じ作る側として嬉しく思います。(生きている内に最低でも一人には会ってみたい(笑))
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