作者の思考

ヒスイ日和(如月の弐)

2019年02月09日

いつもなら最も辛い月となるのですが、気温が上昇し春の気配を強く感じる日が多くなりました。
空気の匂いも再生期そのもの(心が高揚する香り)で、花粉すら舞う日があり、早めの花粉症対策に入りました(笑)
現在は多少の雪が降り5cmくらい積もりましたが、水分の少ないフワフワの春の雪で、降り続いたとしても除雪には苦労しません。(ベタベタ雪に慣れているので雑作もない、でも気温が下がったので寒い…)
暦通りの立春と言う感じ、世界規模では異常気象なのでしょうけど「昔に戻っただけ」に感じるのは私だけではないでしょう。

それでは2月初旬の探石記録を書きます。

この日は晴天ではありませんでしたが、気温が高く一番春を感じた日でした。(2/3)
春めいてはきましたが、まだまだ河川敷の芽吹きは先になりそうです。




先日のような衝撃的な出逢いに期待して浜辺へ行ったのですが、そこは砂と泡だらけでした(笑)
風も弱く「ほぼ無風」で、環境が変わる気配すらない…、とにかく石自体が無いので全く期待できません。




川との合流点もこんな感じ、もう二股に分かれておらず状態が全く変わっていました。
あの時に出逢わなければ「一生手に入らなかったかも」と思うと、改めて喜びが湧いてきます。



日光が乏しかったけど探しやすい気温だったので気持ちが良かった、でもヒスイにも魅力的な石にも出逢えませんでした…。
こればっかりは運が必用なので、また遊びに行きたいと思います。



と、言う事で後日、再び河口へ探しに行きました。(2/6)
午前中は快晴だったのですが、午後から急に天候が変わり曇ってしまいました…。




浜は前回より石が多く上がり波も強め、天候の変化により風が強くなって肌寒い環境でした。
波により環境の変わりやすい状態でしたが魅力的な石が一つもない…、光源も乏しく探しづらかったです。(風が強く目を開けているのが大変でした)





今回も無しか…、と思いながら折り返して歩いていると、波打ち際で僅かに膨張する石を発見。
拾い上げると、それは私が「芽吹」に分類しているヒスイの転石でした。


発色はとても弱いのですが、白地に淡翠が浮かんでいます。
転石としての練度や錬磨は高くありませんが、ヒスイと出逢えただけでも嬉しいものです。(探石を楽しむ人の総意ですね(笑))

面白かったのは、このヒスイ転石を手にした瞬間に太陽が顔を出して辺りを照らした事です。
急いでデジカメを出し、どうにかヒスイらしい姿を撮影する事ができました。

ちょっと自然(神)に祝福された気分になり、満足してこの日の探石を終えました(笑)


古来から自然と人は対等としていますが、それは「媚びたところで無意味だから」って感じもします。
人間は保身の為に媚びるのだから、それが通用しない存在にしても無駄ですよね(笑)
きっと「対等」とする事で「正面から向き合う事(逃げられない事)」を認識したのだと思います。

自然(神)にとっては吹いて飛ぶような存在ですが、弱者として強さを求める術(姿勢)を体現していたのだと思います。(古代人は)
今現在の人間社会は「弱者の皮を被ったザコ達の坩堝」になっていますが、その偽り(人間特有の偽り)が通用しなくなった時、逃げた者から淘汰されるでしょう…。


しっかし「真実と嘘が半分半分の存在」って…、人間と言うのは不思議な生き物ですよね。(偽り領域が80%以上になってる人間もいるし)

リングにも上がれず、土俵にも立てず、ただただ場外乱闘を繰り返す、そんな半端者が奸計を巡らせているのは不愉快でなりません。

とにかく私は「弱者のまま強さを求めたい」と思います。(強者となったなら、更なる強さを求めたい)
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