作者の思考
ヒスイ日和(師走の伍)
2018年12月28日
幸いな事に天気の良い日が多くなりましたが、気温は一気に下がって冬本番となっています。
雪がチラつく事もありましたが、それは次第に強めの雨となり積もる事なく流されました。(今朝から雨が雪に変わりましたが、大雪にはなっていません)
創作意欲を根こそぎ奪っていく寒さの到来ですが、少しずつでも進めて行こうと思います。
それでは12月下旬の探石記録をまとめて書きます。
この日は、うっすらと晴れ間が出たので探石にでかけました。(12/18)
河口に到着すると、そこは曇り空で辺りが暗くなっていました…。(お馴染みの「能生側は晴れ間で、青海川は曇り」って状態です)
寒さが堪えますが浜の状態は良い感じ、でも白い石が見当たりません。
光源も乏しいので見づらい…、このまま曇り空が広がるようなら引き返そうと思っていました。
しばらく歩いていると、やっと空に晴れ間が現れ辺りが明るくなりました。
その事で「ヒスイが無い」って事が明確に解りましたが、別の楽しみに移行する気分にはなれました。
と、言う事で水石探し(笑)、素材となる面白い石を見付けました。
上のは座りが良くサイズも良い感じ、渓谷の景色を映しているような姿が面白いです。
下のは大きな黒丸が魅力、日食を想わせ母石とのコントラストも良い感じです。(ここまで大きな黒丸の模様も珍しいかと)
そう言えば、まだこの黒丸の成分を確かめていなかったなぁ…、来年にでも聞いてみるか(笑)
これでこの日は終了、ヒスイとは縁がありませんでしたが面白い石には出逢えました。
そして後日、快晴となったので再び河口へ行きました。(12/21)
この日は気温が一気に上がり、山々の雪も少し溶けているように見えました。
しかし肝心の浜の状態は最悪、ほぼ砂だらけで探すまでもなく見渡せます…。
海との合流地点は長くなり、先端部分には石が多少は見られますが、押し寄せる波で安全に見ていられない状態となっていました。(在ったとしても拾えない状態)
天気(晴れ)と、浜辺の環境と、良い出逢い、それらのバランスが揃う事は難しいですね…。
この環境でもポツンと砂場に落ちている時もあり、強い縁(絆)を感じる事もありますが、非常に稀な事なので今回は諦めて別の場所に行きました。
まぁ、別の場所と言ってもお馴染みの押上の海岸(笑)
辛うじて歩ける状態でしたが、やはり砂が多く探す範囲も制限されています。(自然による制限は絶対であり、命を守るルールでもある)
浜には多少の小石は見られ、テトラの近くには押し流された石たちが集まっていました。
ここは歩くのではなく安全な近場での探石に切り替え、30分くらい探してみました。
面白いもので探してみると、小さいですが魅力的な石たちが集まりました。
流紋岩2個、ネフライト2個、ロディン岩2個、シーグラス1個、玉髄1個、オンファス輝石2個、ヒスイ転石3個です。(ヒスイ転石の2個は、最初の撮影後に拾いました)
小さめではありますが綺麗な転石たち、その多くがテトラ付近にあって、波の影響を受けやすい平たい形状をしています。
ヒスイ転石も左の平たい2個はテトラ付近で、右の丸みの強いのはテトラから離れた場所にありました。(やはり小さくても、形状によって波の影響が変わるようです)
初めから押上の海岸に来ていれば良かった…、などと思いましたが、河口を確認した上での感想なので「先に押上に来ていても河口には行っていた」のだと思います(笑)
探石で気を付けたいのは「丁度良い疲労感と達成感」で、一仕事したかのような錯覚に囚われます。
更に重傷になると「誰かに拾われるのではないか」と言う強迫観念にも縛られます。
こうなると「何も出来なくなる」って話で、自分のやるべき事を見失う可能性が高くなります。(ある意味での現実逃避、しかし人間社会が幻想なので「幻想逃避」となり意味が分からなくなる(笑))
アリのゴール、キリギリスのゴール、カメのゴール、ウサギのゴール、基本それぞれに違うのだから競う意味もないのですが、ゴールを同じくすると競争原理が働きます。(逆に言えばゴールを同じくしなければ競争もない)
ゴールを同じくさせる強力な基準(損得)は存在していますが、競わなくても手に入る事もありますのでペースは乱さないようにしましょう。(漁夫の利に頼っても駄目だけど…)
挑むべきは自分自身の弱さ、人生を終え「三途の川に行ってまでヒスイを探して川沿いを彷徨く亡者」にはならないよう気を付けたいと思います(成仏も出来ず、輪廻転生もできず、同じ事を繰り返すだけの現象になってしまう(笑))
さて、この流れで本業の紹介(笑)
発色の良い紫(開花)、翠(万葉)、紺(青海)のカケラでピアスを制作しました。
ちょっと気が早いですが、待ち遠しい春を想い、その後の夏を想って作った品です。
今年はピアスや指輪を作る事が多かったな〜、気軽なアクセサリーではありますが、心血を注いだ作品のカケラたちでの制作なので「そこら辺の商品とはレベルが違うと言っておきたい」です。(基本、お客さんを選んで運営していきたいので「解る人」が買ってくれたらそれで良いです)
相変わらず今年もこんな終わり方ですが、数少ない同士の皆さん、良いお年をお過ごし下さい!
雪がチラつく事もありましたが、それは次第に強めの雨となり積もる事なく流されました。(今朝から雨が雪に変わりましたが、大雪にはなっていません)
創作意欲を根こそぎ奪っていく寒さの到来ですが、少しずつでも進めて行こうと思います。
それでは12月下旬の探石記録をまとめて書きます。
この日は、うっすらと晴れ間が出たので探石にでかけました。(12/18)
河口に到着すると、そこは曇り空で辺りが暗くなっていました…。(お馴染みの「能生側は晴れ間で、青海川は曇り」って状態です)
寒さが堪えますが浜の状態は良い感じ、でも白い石が見当たりません。
光源も乏しいので見づらい…、このまま曇り空が広がるようなら引き返そうと思っていました。
しばらく歩いていると、やっと空に晴れ間が現れ辺りが明るくなりました。
その事で「ヒスイが無い」って事が明確に解りましたが、別の楽しみに移行する気分にはなれました。
と、言う事で水石探し(笑)、素材となる面白い石を見付けました。
上のは座りが良くサイズも良い感じ、渓谷の景色を映しているような姿が面白いです。
下のは大きな黒丸が魅力、日食を想わせ母石とのコントラストも良い感じです。(ここまで大きな黒丸の模様も珍しいかと)
そう言えば、まだこの黒丸の成分を確かめていなかったなぁ…、来年にでも聞いてみるか(笑)
これでこの日は終了、ヒスイとは縁がありませんでしたが面白い石には出逢えました。
そして後日、快晴となったので再び河口へ行きました。(12/21)
この日は気温が一気に上がり、山々の雪も少し溶けているように見えました。
しかし肝心の浜の状態は最悪、ほぼ砂だらけで探すまでもなく見渡せます…。
海との合流地点は長くなり、先端部分には石が多少は見られますが、押し寄せる波で安全に見ていられない状態となっていました。(在ったとしても拾えない状態)
天気(晴れ)と、浜辺の環境と、良い出逢い、それらのバランスが揃う事は難しいですね…。
この環境でもポツンと砂場に落ちている時もあり、強い縁(絆)を感じる事もありますが、非常に稀な事なので今回は諦めて別の場所に行きました。
まぁ、別の場所と言ってもお馴染みの押上の海岸(笑)
辛うじて歩ける状態でしたが、やはり砂が多く探す範囲も制限されています。(自然による制限は絶対であり、命を守るルールでもある)
浜には多少の小石は見られ、テトラの近くには押し流された石たちが集まっていました。
ここは歩くのではなく安全な近場での探石に切り替え、30分くらい探してみました。
面白いもので探してみると、小さいですが魅力的な石たちが集まりました。
流紋岩2個、ネフライト2個、ロディン岩2個、シーグラス1個、玉髄1個、オンファス輝石2個、ヒスイ転石3個です。(ヒスイ転石の2個は、最初の撮影後に拾いました)
小さめではありますが綺麗な転石たち、その多くがテトラ付近にあって、波の影響を受けやすい平たい形状をしています。
ヒスイ転石も左の平たい2個はテトラ付近で、右の丸みの強いのはテトラから離れた場所にありました。(やはり小さくても、形状によって波の影響が変わるようです)
初めから押上の海岸に来ていれば良かった…、などと思いましたが、河口を確認した上での感想なので「先に押上に来ていても河口には行っていた」のだと思います(笑)
探石で気を付けたいのは「丁度良い疲労感と達成感」で、一仕事したかのような錯覚に囚われます。
更に重傷になると「誰かに拾われるのではないか」と言う強迫観念にも縛られます。
こうなると「何も出来なくなる」って話で、自分のやるべき事を見失う可能性が高くなります。(ある意味での現実逃避、しかし人間社会が幻想なので「幻想逃避」となり意味が分からなくなる(笑))
アリのゴール、キリギリスのゴール、カメのゴール、ウサギのゴール、基本それぞれに違うのだから競う意味もないのですが、ゴールを同じくすると競争原理が働きます。(逆に言えばゴールを同じくしなければ競争もない)
ゴールを同じくさせる強力な基準(損得)は存在していますが、競わなくても手に入る事もありますのでペースは乱さないようにしましょう。(漁夫の利に頼っても駄目だけど…)
挑むべきは自分自身の弱さ、人生を終え「三途の川に行ってまでヒスイを探して川沿いを彷徨く亡者」にはならないよう気を付けたいと思います(成仏も出来ず、輪廻転生もできず、同じ事を繰り返すだけの現象になってしまう(笑))
さて、この流れで本業の紹介(笑)
発色の良い紫(開花)、翠(万葉)、紺(青海)のカケラでピアスを制作しました。
ちょっと気が早いですが、待ち遠しい春を想い、その後の夏を想って作った品です。
今年はピアスや指輪を作る事が多かったな〜、気軽なアクセサリーではありますが、心血を注いだ作品のカケラたちでの制作なので「そこら辺の商品とはレベルが違うと言っておきたい」です。(基本、お客さんを選んで運営していきたいので「解る人」が買ってくれたらそれで良いです)
相変わらず今年もこんな終わり方ですが、数少ない同士の皆さん、良いお年をお過ごし下さい!