作者の思考
作品紹介
2018年07月21日
今回は異玉シリーズの「千変の幼生」を紹介します。
「海岸や姫川河口で拾い上げたヒスイ転石のみで制作する」を、ルールとして制作を始めた異玉(千変万化)の五作目となります。
創作の原点に想いを馳せて「千の可能性を宿す幼生」に仕上げしました。
前回に仕上げた千変の幼生と同じ母石から制作していて、淡い翠と流れる雲を想わせる模様が魅力的なヒスイ「彩雲」を磨き上げました。
なるべくヒビ(非なる美)を避けて、どうにか二つのプレートを切り出した最後の作品となります。(前回が一作目で、今回が二作目)
光に透かすと柔らかな生命色に膨張し、古代の営みを強く感じさせてくれます。
「悠久の時を経て我が手に納まり、その意志と技術をもって新たなカタチを得る」、そんな作品を作って行こうと思っています。
こちらが素材となったヒスイ(ヒルコ神)です。(上のヒスイです)
2月に姫川河口で出逢ったヒスイ転石で、最初からプレートを切り出しやすい姿をしていました。(創ってくれと言わんばかりの姿でした)
まだまだ加工が可能なヒスイ転石がありますので、大切に加工して美しい作品に仕上げたいと思います。
万化の蛹も売れて良かった!、あの良さが解る人と出逢えたのも作り手として幸せな事です。
やはり相対で説明すると解りやいようで、運良く品出しの際に紹介できました。
これも縁なのでしょう、ヒスイ好きのお客さんだったので楽しい話ができました。(更に美的センスを持ち合わせていたので、話の通りが良く作品から多くの情報を得て理解してくれました)
作家が創る作品をどれだけの人が理解できるだろうか…。
きっと蔓延している塵芥とは別次元の美しさ(豊かさ)を表現していく必用があるのでしょう。
まぁ、解る人だけを相手に創作して行けば良いのですけどね(笑)
ちなみに、こちらは海岸転石を編み袋に入れた首飾りです。
地元の編み物が得意な方に作ってもらいコラボしました。
丁度良いサイズと錬磨された転石は押上の海岸にしか在らず、その中でも吟味しなくては納まりません。
面白い模様(ヒスイの場合は煌めく翡翠輝石を含む)・丸みのある楕円(雫)の姿・細かく自然研磨された肌、それらが揃って初めて首飾りとなります。(試作としてネフライトの1個は磨きをかけてあります)
転石の交換も可能なので、自身が見付けた丁度良い海岸転石を納めて楽しむ事もできます。
糸魚川での旅の思い出の「一つのカタチ」となれば幸いです。
「海岸や姫川河口で拾い上げたヒスイ転石のみで制作する」を、ルールとして制作を始めた異玉(千変万化)の五作目となります。
創作の原点に想いを馳せて「千の可能性を宿す幼生」に仕上げしました。
前回に仕上げた千変の幼生と同じ母石から制作していて、淡い翠と流れる雲を想わせる模様が魅力的なヒスイ「彩雲」を磨き上げました。
なるべくヒビ(非なる美)を避けて、どうにか二つのプレートを切り出した最後の作品となります。(前回が一作目で、今回が二作目)
光に透かすと柔らかな生命色に膨張し、古代の営みを強く感じさせてくれます。
「悠久の時を経て我が手に納まり、その意志と技術をもって新たなカタチを得る」、そんな作品を作って行こうと思っています。
こちらが素材となったヒスイ(ヒルコ神)です。(上のヒスイです)
2月に姫川河口で出逢ったヒスイ転石で、最初からプレートを切り出しやすい姿をしていました。(創ってくれと言わんばかりの姿でした)
まだまだ加工が可能なヒスイ転石がありますので、大切に加工して美しい作品に仕上げたいと思います。
万化の蛹も売れて良かった!、あの良さが解る人と出逢えたのも作り手として幸せな事です。
やはり相対で説明すると解りやいようで、運良く品出しの際に紹介できました。
これも縁なのでしょう、ヒスイ好きのお客さんだったので楽しい話ができました。(更に美的センスを持ち合わせていたので、話の通りが良く作品から多くの情報を得て理解してくれました)
作家が創る作品をどれだけの人が理解できるだろうか…。
きっと蔓延している塵芥とは別次元の美しさ(豊かさ)を表現していく必用があるのでしょう。
まぁ、解る人だけを相手に創作して行けば良いのですけどね(笑)
ちなみに、こちらは海岸転石を編み袋に入れた首飾りです。
地元の編み物が得意な方に作ってもらいコラボしました。
丁度良いサイズと錬磨された転石は押上の海岸にしか在らず、その中でも吟味しなくては納まりません。
面白い模様(ヒスイの場合は煌めく翡翠輝石を含む)・丸みのある楕円(雫)の姿・細かく自然研磨された肌、それらが揃って初めて首飾りとなります。(試作としてネフライトの1個は磨きをかけてあります)
転石の交換も可能なので、自身が見付けた丁度良い海岸転石を納めて楽しむ事もできます。
糸魚川での旅の思い出の「一つのカタチ」となれば幸いです。