作者の思考

海での転石拾い(弥生の壱)

2017年03月07日

3月に入り天気の良い日が増えたので、今月も海岸へ遊びに行きました。

まずは(2/26)の押上海岸です。
朝方は雨が降っていたようですが、9時頃には太陽が出ていました。
以前とは逆で上越方面に雲が多く、青海方面は快晴となっていました。
やっと浜辺を歩ける状態になったので、久しぶりの押上海岸を楽しみます。





長めの波が押し寄せていましたが、暖かい気温だったので気持ち良く歩けました。
浜は小砂利の多い環境だったので魅力的な石との出逢いは期待できませんでしたが、ゆっくりと流れる時間を感じながら探索しました。(ここは競争率が高くないのが魅力なのかも)




こちらが40分程度で見付かった石たちです。
淡緑の石英が2個、ネフライトが2個、アルカリ角閃石が1個、緑が入ったアルビタイトが1個、ロディン岩と混ざった紫ヒスイが1個、水色のシーグラスが1個です。(シーグラスは石じゃ無いな(笑))




特に淡緑の石英が面白く、先端は小さな剣水晶となっていました。
クリソプレースの類なのだと思われますが、不純物部分が多く原石感の強い石です。
ちょっとした標本となりそうなので、飾って楽しもうと思います。





そして3月1日、この日も晴れたので押上海岸へ行きました。
ちなみに海の景色は変わっていなかったので撮影していません(笑)

環境は変わっていなかったので期待していませんでしが、それでもヒスイを拾う事ができました。
良い質ではありませんが、太陽光下で目を凝らすとヒスイ輝石が輝きます。
自然研磨の良さも押上海岸の魅力なので、やはり私には性に合っていると確信しました。





次ぎに出逢ったのも、柔らかな曲線が美しいヒスイ転石です。
見た瞬間はドキッとし、手に取る間は淡緑の石英かもと疑い、手にとって確認した後に安堵し喜ぶ、そんな行程を何度となく経験しながらも慣れる事のない喜びが湧いてきます(笑)
レア度としては3.5くらいですが、表皮の褐色が年期を感じさせてくれます。
これが普通の石と同じ場所に落ちていると、全くの別物に見えるのは私だけでは無いでしょう。(ヒスイ同士で並べると、その感覚が薄まります(笑))






小砂利の多い状態は変わらなかったので、さざれ石タイプも探してみました。
最終的にヒスイ転石さざれは4個拾え、白、碧、淡翠、緑の4色が集まりました。
それぞれ別の色が拾えるなんて珍しい、偶然ですが必然、幻想を楽しめる瞬間でもあります。




12時頃になると天気が一変し、気温が下がり風も強くなりました。
もう十分楽しめたのでさっさと退散(笑)、午後からは仕事(加工)をしなければ。




今回も楽しかった、また気晴らしに来たいと思います。


それはそうと、作品の撮影も溜まっているので取りかからないとな…。
レザークラフトの青年とのコラボも試作していますので、ある程度のカタチになったら紹介したいと思います。

今現在、糸魚川は雪が降っています。
これが最後の雪である事を願い、再生の季節に備えたいと思います。
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