作者の思考

姫川での鉱物探し

2016年09月07日

台風も過ぎて晴れの日が続くようになったので、久しぶりに姫川へ遊びに行きました。

この日(3日)は晩夏と言った感じの空で、天気も良かったです。
川の水も多くは無く、ちょっと濁っている程度だったので、大雨による被害は少なかったようです。
水もぬるく、靴でジャブジャブと歩くのに丁度良い水温でした(笑)





少し歩いていると川底に白い石を発見!、しかし良く見るとアルビタイトでした〜。
アルビタイトも加工は可能なのですが、特に魅力的な模様も無かったので持っては行きません。




川の中を歩きながら、支流から本流へと向かいました。
当然ながら本流は深く流れも強くなっていて、水温も若干低くなっています。
それにしても美しい緑色…、暑さもあって思わず飛び込みたくなりましたが、まず生きては帰れないのでその衝動をなんとか抑えました(笑)





そんな感じで支流と本流の狭間で遊んでいると、足下にヒスイが在りました!
いきなり在ったので、見た瞬間「ビクッ」と条件反射で驚きました(笑)
こういった経験は何度か体験しているので「血眼にならなくてもヒスイとは出逢える」って事が、潜在意識の中で確立している自分がいて面白いです。(瞬間はビックリするのですが、出逢ったのが当然のような錯覚に陥ります(笑))




グレードが凄く高い訳ではありませんが、緑が全体に散らばった加工に向くヒスイです。
なかなかの大きさで、川磨れした表面と割れた内面が見られます。
全体の磨れ方を見る限りでは、最近に破砕したのでは無いようです。(内面にも川磨れが確認できました)
このタイプは緑と同時に紫も入る事が多いので、切断すれば出てくるかもしれません。



これなら良い作品が作れそうです!
神玉の六体や三貴子のセットだって十分に作れる大きさでしょう。(ヒビが少ないタイプだし)

ただ、ちょっと心配なのが「艶の有無」です。
通常このタイプなら問題無く艶が出るのですが、やってみなくては解らない現実もあります。
と、言う事で家に帰って欠片を磨いてみたらピカピカになりました。(取り越し苦労だったようです)


やはり通常より艶を出し易いタイプのヒスイで間違いなかった!、経験による見分けの裏付けも出来て良かったです。(俗に言う「私の目に狂いは無かった」ってやつですね(笑))
淡く灰色がかった地は強い光を受けると白銀に輝き、うっすら緑色の透過光も示します。

不安に思った理由としては、緑の入り方が若干ですが知っているタイプと異なっていたからです。
このタイプの緑は固まって流れるよう(溶けたプラスチックのよう)に入るのが殆どで、全体に斑に入るタイプは少ないように思えます。(地が不安定でアルビタイトっぽいのは見た事があり、それは艶が出し難いです)

それに加え今回のは若干の透明感もあるので、いよいよ怪しいと心配になりました。(アルビタイト系は透明感が強いので)
でも試した結果は問題無し、不安要素が一気に長所となり作品の存在感を引き立てる強力な魅力に成り得るかと思います。
どのような景色(模様)が顔を出すのか、切断するのが楽しみです!



と…、話を戻しまして、いつも撮影する場所です。
昼下がりの陽を受けて姫川はキラキラと輝いていました。
底知れない深い流れが神秘的な景色を魅せてくれるのでしょうね。




そのまま海へ向かい、川と海を同時に楽しみます。
強めの波ではありましたが、秋を感じさせる空と綺麗な海とを眺めているだけで癒されました。
しかし海へ向かう途中には流木が大量に残っていて、大きく荒れた形跡が見られました。(静と動が在っての海(自然)だと言う事が解ります)





海岸ではロディン岩を拾いました。
なかなか綺麗なので、磨いてみようかと思います。




久しぶりの姫川でしたがヒスイと出逢えて満足!
モチベーションも上がったので、芸術の秋に向けて創作活動も進めて行きたいと思います。
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