作者の思考

作品紹介

2016年01月17日

今回は、彩雲の垂飾の紹介をします。
白と半透明の斑模様が美しいヒスイで、彩雲の垂飾(レラ)を制作しまいた。
流れる雲がうっすらと翠に染まる景色を映し、その模様は高原の風を感じさせます。
スエードの紐にウッドビーズ・メタルビーズを合わせて首飾りにしました。




ヒスイ自体の肌が美しい事で、模様も色も良く映えます。
同じ母石で天照(陽炎)や素戔鳴(雲蒸竜変)も制作しており、僅かに共通したテーマを宿しています。
両面に緑(翠)が流れ、彩づいた風(雲)がそのまま固まったような姿が魅力的です。





透明度も高く、光を受けると生命色に輝きます。
同時に浮かび上がる模様は、まるで湖面に空が映し出されているかのようです。
この初夏を想わせる景色を厳しい冬に見ると、必ず来る祝福の季節が待ち遠しくなります(笑)




当初は芽吹(キナ)にするか彩雲(レラ)にするか迷いましたが、宿している景色に「風に流れる雲」を感じたので彩雲(レラ)として制作しました。
かなり古いヒスイとの事で、一つのプレートしか手に入れる事は出来ませんでした…。
残念ではありますが、その一つと出逢えた事に感謝して大切に活用(カタチに)したいと思います。

加工には辛い季節ですが、少しずつ自身の芸術をカタチにして行けたら幸せです。
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