作者の思考
作品紹介
2015年07月24日
今回は、天照大御神「陽炎」の三作目を紹介します。
以前にも同じ母石(プレート)で、大サイズを制作しています。
魅力的な石目と発色が特徴のヒスイで、非常に透明度が高く艶やかに仕上がります。
かなり昔のヒスイらしく、現在では同じタイプは滅多に見られません…。
運良く購入する機会があったので、その縁に感謝したいと思います。
表側は背を淡い翠に染めて、純粋なヒスイの証でもある「気品ある白」の魅力を楽し
めます。
モワモワと透明な部分と半透明な部分が混ざり合い、非常に神秘的な景色を映してい
ます。
私が知る中での「最高レベルの揺らめきを示すヒスイ」であり、それによって生み出
された天照は、まさに陽炎の名に相応しいと満足しています。(自画自賛ですね(笑)
)
こちらは溶け合うような明るい翠が魅力的で、幾重にも流れる石目も見られます。
ライチを想わせる質感は美しく、僅かな光でも膨張するように輝きます。
良質なヒスイなので光沢も抜群で、これが翡翠輝石の集まりだとは思えない程の統一
感(単結晶のような一体感)を魅せてくれます。
中サイズなので厚さも十分に残し、重厚感のある仕上がりを目指しました。
更に、可愛らしさを感じられるギリギリの曲線をとり、その中にシャープさも残す事
で幼稚さを可能な限り抑えました。(美しさを宿すには、どうしても必用な感覚です)
光を受けると石目が浮き上がり、神秘的な輝きと共に不思議な景色が見られます。
その氷の塊のような景色は、大地の躍動と同時に清涼感も与えてくれる事でしょう。
古代人も、この景色の虜になっていた事は間違い無いでしょうね(笑)
今回のヒスイ(プレート)で作れるのは、あと一つが限界でしょう…。
なので同じ母石で、中サイズの素戔鳴を作ろうと思います。(って言うか作り始めて
います(笑))
前回と同様に雲蒸竜変をテーマとする作品となりますが、サイズが違うので違った魅
力を楽しめるかと思っています。(次回は、新たなテーマで素戔鳴を作る予定でいま
す)
テーマを持たせて作れるヒスイとの出会いは希で、人とヒスイとの縁が重要となりま
す。
将来的には、もっと表現するテーマを広げて行きたいので、これからどれだけ「芸術
的なヒスイ(鉱物)と出会えるか」が、カギになってくる事でしょう。
これからどのような出会いが在るのか…。
ヒスイにしろ、人材にしろ、こればっかりは思い通りにならない事ばかりですが、ま
ずは自分の出来る事を精一杯やりながら「その時」を待とうと思います。(待ってる
だけでは駄目なんですけどね(笑))
期待と諦めが混ざり合う現代ですが、活動する中で「何かの答え」が見つかる気がし
ます。
以前にも同じ母石(プレート)で、大サイズを制作しています。
魅力的な石目と発色が特徴のヒスイで、非常に透明度が高く艶やかに仕上がります。
かなり昔のヒスイらしく、現在では同じタイプは滅多に見られません…。
運良く購入する機会があったので、その縁に感謝したいと思います。
表側は背を淡い翠に染めて、純粋なヒスイの証でもある「気品ある白」の魅力を楽し
めます。
モワモワと透明な部分と半透明な部分が混ざり合い、非常に神秘的な景色を映してい
ます。
私が知る中での「最高レベルの揺らめきを示すヒスイ」であり、それによって生み出
された天照は、まさに陽炎の名に相応しいと満足しています。(自画自賛ですね(笑)
)
こちらは溶け合うような明るい翠が魅力的で、幾重にも流れる石目も見られます。
ライチを想わせる質感は美しく、僅かな光でも膨張するように輝きます。
良質なヒスイなので光沢も抜群で、これが翡翠輝石の集まりだとは思えない程の統一
感(単結晶のような一体感)を魅せてくれます。
中サイズなので厚さも十分に残し、重厚感のある仕上がりを目指しました。
更に、可愛らしさを感じられるギリギリの曲線をとり、その中にシャープさも残す事
で幼稚さを可能な限り抑えました。(美しさを宿すには、どうしても必用な感覚です)
光を受けると石目が浮き上がり、神秘的な輝きと共に不思議な景色が見られます。
その氷の塊のような景色は、大地の躍動と同時に清涼感も与えてくれる事でしょう。
古代人も、この景色の虜になっていた事は間違い無いでしょうね(笑)
今回のヒスイ(プレート)で作れるのは、あと一つが限界でしょう…。
なので同じ母石で、中サイズの素戔鳴を作ろうと思います。(って言うか作り始めて
います(笑))
前回と同様に雲蒸竜変をテーマとする作品となりますが、サイズが違うので違った魅
力を楽しめるかと思っています。(次回は、新たなテーマで素戔鳴を作る予定でいま
す)
テーマを持たせて作れるヒスイとの出会いは希で、人とヒスイとの縁が重要となりま
す。
将来的には、もっと表現するテーマを広げて行きたいので、これからどれだけ「芸術
的なヒスイ(鉱物)と出会えるか」が、カギになってくる事でしょう。
これからどのような出会いが在るのか…。
ヒスイにしろ、人材にしろ、こればっかりは思い通りにならない事ばかりですが、ま
ずは自分の出来る事を精一杯やりながら「その時」を待とうと思います。(待ってる
だけでは駄目なんですけどね(笑))
期待と諦めが混ざり合う現代ですが、活動する中で「何かの答え」が見つかる気がし
ます。