作者の思考

作品紹介

2015年03月10日

今回は、芽吹の垂飾と開花の垂飾の紹介をします。

まずは、芽吹の垂飾の紹介です。




雪解けの芽吹を想わす明るい翠が、とても魅力的なヒスイです。
小滝系のヒスイで、若干のヒビや石目がありますが、石質は良く艶やかに仕上がりました。
今回から、このタイプの垂飾を「芽吹の垂飾(キナ)」として行きます。
アイヌ語で「草」と言う意味があるらしく、草原のような清々しさも込めたいと思います。
雪が溶けて草が芽吹き、やがて草原となって数多の生命を育む、そんなコンセプトをカタチにしました。
基本的に従来の芽吹の垂飾と同じコンセプトで、よりそれらを強く表現したいと思い名付けました。



透明度も高いヒスイで、光を受けて翠が膨張して輝きます。
まさに再生の季節、待ちわびた春の訪れを感じさせてくれます。



次は、開花の垂飾の紹介です。




開花を想わせる紫が美しい、幻想的なヒスイです。
所々に入る緑が青葉を連想させ、その景色が花々の息づかいを感じさせてくれます。
チタン石による模様も面白く、春雪や残雪を想わせてくれます。
こちらも今回から、「開花の垂飾(ノンノ)」として制作しました。
アイヌ語で「花」と言う意味があるらしく、これから開花する花々の躍動も込めたいと思います。
厳しい冬を越して、今まさに咲き誇ろうとする命、そんなコンセプトをカタチにしました。



透明度は低いですが、その変わりに光源によって紫の濃淡が変わります。
奥から湧いてくるような紫は、まるで生きているかのようで、徐々に咲こうとする花を観賞しているような気分になれます。




異玉と生玉も首飾りにしてみました。
スエード紐にウッドビーズとメタルパーツを合わせています。
長さも調節できるので、自分に合うよう飾ってみて下さい。
糸魚川ヒスイの魅力と同時に、作者の誇りを身に付けていると感じてもらえると嬉しく思います。


編み込みシリーズの垂飾でも、コラボを進めています。
シルバーペンダントのコラボもそうですが、友人に無理を言って協力してもらっていますので、すぐにはカタチになりません。
その代わり納得のいく作品に仕上げられると思いますので、興味のある人は楽しみにしていて下さい。(人それぞれに好みがありますので、好みじゃ無くてもガッカリしないでね(笑))

今日は寒く雪もチラついていますが、確実に春に近づいているので、創作活動に力を入れて行きたいと思います。
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