作者の思考

国産翡翠の可能性

2010年11月07日

私の理想として、陶芸の世界に近い表現を確立すれば良いと考えています。
陶芸は造形した後の窯入れの際、釉薬によって自然発色がおこり魅力的な作品が誕生します。
翡翠の場合は最初から自然発色した素材を造形して魅力的な作品を生み出します。
どちらとも「運」と「いかに上手く使いこなす」かが命であり、時にはヒビも美点となります。
一つ一つの表情が違い、風合いがあってどこか懐かしい気持ちにもなります。
普段使いとするか、観賞用とするかで存在の意義が変わってきますが、
身につけられる魅力的な翡翠の工芸品を目指して努力していきたいと思っています。
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