作者の思考

ロディン岩と呼ばれる鉱物

2013年07月14日

このロディン岩と呼ばれている鉱物は、一番ヒスイと間違われる鉱物だと思います。


実際、数年前には横川ヒスイとして販売されていました。(現在進行中の人もいますが…)
これは「知らなかった人、知ろうとしなかった人」が便乗して販売した事によって混在されたのだと思います。
海岸転石の場合は、より間違えやすく翠色の違いが見分けられないと、ほぼヒスイと間違えます。
この「黄緑色」と「色の広がり具合」さえ憶えていれば、間違う事も騙される事も無くなるでしょう。(騙される方が悪いと言っている連中が販売している事が多いです)


ロディン岩自体は良い石で、良質になると色も良く、堅く、重く、艶も出ます。
しかしヒスイに非常に似ている為、その魅力が判りにくくなっています。
私の個人的な例なのですが「美空ひばり」と「天童よしみ」の位置関係に相当するように思えます。(個人的な印象なので、逆に分かりづらいかも…)

また、名前も悪く「ロディン」と言う意味が在るのか無いのか分からないカタカナの名と、「岩」として複数の鉱物の混じり合いを強調している事が魅力を下げていると私は感じます。

名は体を表すと言います、とても重要な事なので慎重に命名してほしいですね…。
発見者の名前なんて付ける必用性を感じない。(そんなやり方でしか自分の名を残せないのだろうか…?)

ロディン岩は下手なヒスイよりも加工し易く、仕上がりも良いので、ロディン岩(もしくは石とした名前)を全面に出して認識させる事はできないものだろうか…?

インドヒスイやオーストラリアヒスイと呼ばれている鉱物も、アベンチュリンやクリソプレーズと言う鉱物名があり、単体でも勝負しています。
ロディン岩も、この領域まで引き上げる事ができれば、正々堂々と表に出る事が可能だと考えます。(純度の高いものだけを分けて、別名にする必用がありそうです)

それに何も販売を目的としなくても、その存在を引き上げる事は可能なはず。
様々な表現を駆使して表に出してあげれば、将来的にも糸魚川の役に立つように思えます。

色んな意味合いでロディン岩とヒスイを分けたく無いのでしょうが、もう誤魔化しようの無い段階まできているので諦めて頂きたいですね…。(確かに交ざっている巨大なヒスイ岩石はありますけどね…)


現実問題として、糸魚川だけではどうにもならない事でしょうから、ジオパークをきっかけに世界を巻き込んで進んでほしいものです。
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